我は行く

スピードの加速する世の中で疲れ果てている人は多いと思います。私もその一人です。何でも効率と生産性がが求められ、書店にはその類の書籍が所狭しと並んでおり情報には事欠きません。

誰もがスピードに追いつこうと情報を探し、手段を講じています。そのために惜しみなくお金をつぎ込み、他者に先んじようと必死になっています。終わりのないかけっこについていけない人間は社会的には負け組みになるとさえ思われています。

でも、私はそんな世の中にあって「ゆっくりと」を心がけています。この言葉は今の私がもっとも大切にし、好んでいる言葉です。スピード社会の中にあってこの言葉を実践することは時として異端視されますが、異端にこそ見える世界観が大きなチャンスの要因となる気がするからです。

少なくとも、ゆっくりすることでスピードの中に生きている人たちとは違う世界に住むことができ、
その世界は私には必要な安らぎと、創造の時間を与えてくれます。「ゆっくり」の世界から私は私に必要な多くのものを得ることができています。

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